溺愛体質の先輩が甘くするのは私だけ。
……まぁ、きっとどうにかなるよね。
アイスを食べながら、そんなことを考える。
……そうだ。先輩は別に私のことが好きなわけじゃないし、ただほんとに勉強を教えてもらうだけだという事実があれば、なにかあった時に大丈夫だよね。
*
そして、迎えた次の日、11時頃。
ピーンポーン
インターホンが鳴り、先輩が家にとうとうきてしまった。
「はーい」
ガチャン
「おはよ、真白ちゃん」
「あ、おはようございます」
っ……先輩の、私服……。
じゃなくて……!!
「ど、どうぞ、上がってください」
「あら!千星くん久しぶり!大きくなったわね」
「千秋さん。お久しぶりです」
お、お久しぶり……?
もしかして、2人とも知り合いなの……!?
いやいや……!
そんなことを考えて頭がいっぱいな中、どうにか私の部屋まで行き、先輩との勉強が幕を開けようとしていた。
「では……よろしくお願いします」
「ふふっ、よろしく。じゃあまず、数学からでいいかな?」
「あ、はい」
算数……じゃなくて、もう数学……。
嫌だなぁ……。
「じゃあまず、この問題解ける?」
いつのまにか開かれていたノートには、綺麗な文字で書かれたたくさんの問題が。
アイスを食べながら、そんなことを考える。
……そうだ。先輩は別に私のことが好きなわけじゃないし、ただほんとに勉強を教えてもらうだけだという事実があれば、なにかあった時に大丈夫だよね。
*
そして、迎えた次の日、11時頃。
ピーンポーン
インターホンが鳴り、先輩が家にとうとうきてしまった。
「はーい」
ガチャン
「おはよ、真白ちゃん」
「あ、おはようございます」
っ……先輩の、私服……。
じゃなくて……!!
「ど、どうぞ、上がってください」
「あら!千星くん久しぶり!大きくなったわね」
「千秋さん。お久しぶりです」
お、お久しぶり……?
もしかして、2人とも知り合いなの……!?
いやいや……!
そんなことを考えて頭がいっぱいな中、どうにか私の部屋まで行き、先輩との勉強が幕を開けようとしていた。
「では……よろしくお願いします」
「ふふっ、よろしく。じゃあまず、数学からでいいかな?」
「あ、はい」
算数……じゃなくて、もう数学……。
嫌だなぁ……。
「じゃあまず、この問題解ける?」
いつのまにか開かれていたノートには、綺麗な文字で書かれたたくさんの問題が。