溺愛体質の先輩が甘くするのは私だけ。
その姿は、どこかで見たことのあるような気がした。
重なる、懐かしい感じの姿。
クリーム色の優しい髪色に、綺麗な紫の瞳の千星先輩に、
その姿と重なって、きっと千星先輩の小さい頃はこんな感じなんだろうなと思えてしまうぐらいの少年。
けれど……きっと、私の妄想だ。
先輩と小さい頃からいたかったと言う、ただの妄想。
*
2日後、先輩のお誕生日にプレゼントを渡すことができた。
「え、めっちゃ可愛いし嬉しい!ありがとう真白ちゃん!!家宝にするね!!」
「えへへ、喜んでくれてよかった!」
いつも通り大袈裟に褒めてくれる先輩。
とっても嬉しかった、けれど……。
なんだか、モヤモヤしている。
もしかして、私は先輩と小さい頃会っていた……?
そんな、期待なのか理想なのかわからないことが、ずっと頭の中を呪っているようだった。
重なる、懐かしい感じの姿。
クリーム色の優しい髪色に、綺麗な紫の瞳の千星先輩に、
その姿と重なって、きっと千星先輩の小さい頃はこんな感じなんだろうなと思えてしまうぐらいの少年。
けれど……きっと、私の妄想だ。
先輩と小さい頃からいたかったと言う、ただの妄想。
*
2日後、先輩のお誕生日にプレゼントを渡すことができた。
「え、めっちゃ可愛いし嬉しい!ありがとう真白ちゃん!!家宝にするね!!」
「えへへ、喜んでくれてよかった!」
いつも通り大袈裟に褒めてくれる先輩。
とっても嬉しかった、けれど……。
なんだか、モヤモヤしている。
もしかして、私は先輩と小さい頃会っていた……?
そんな、期待なのか理想なのかわからないことが、ずっと頭の中を呪っているようだった。