溺愛体質の先輩が甘くするのは私だけ。
ふふっ、楽しみだなぁ。
「じゃあ決定ね!!莉央と私の予定、整理しとく!」
「はーい!」
じゃあ私も先輩に聞いてみないとなぁ予定。
*
そして放課後。
今日も、また先輩と帰る。
「真白ちゃん、手」
「あ、はい!」
ぎゅっと繋いだ手。
なんだか、先輩はこの一年でとっても背が伸びたと思う。
……少しだけ、寂しいというか……。
日々大人っぽくなって行く先輩に、まだまだおこちゃまな私。
いつか、捨てられてしまわないか心配なことが多くて。
「……先輩は、どこにも行かないですよね」
「なんで急にそんなこと?」
「……なんだか、先輩がどこかに行っちゃいそうだから」
なぜだか知っているような気がする、先輩が自分の側から消えてしまう苦痛。
「あはは、真白ちゃん、なに心配してるの?“僕は”真白ちゃんから離れないよ」
「本当、ですね?約束ですよ!」
「ふふっ、うん。真白ちゃんも、僕から離れたらだめだからね」
私の手を握る手が少し力んだような先輩の手。
「……はい!」
やっぱり、先輩と一緒なら、なんでもかんでも大丈夫な気がする……!!
「じゃあ決定ね!!莉央と私の予定、整理しとく!」
「はーい!」
じゃあ私も先輩に聞いてみないとなぁ予定。
*
そして放課後。
今日も、また先輩と帰る。
「真白ちゃん、手」
「あ、はい!」
ぎゅっと繋いだ手。
なんだか、先輩はこの一年でとっても背が伸びたと思う。
……少しだけ、寂しいというか……。
日々大人っぽくなって行く先輩に、まだまだおこちゃまな私。
いつか、捨てられてしまわないか心配なことが多くて。
「……先輩は、どこにも行かないですよね」
「なんで急にそんなこと?」
「……なんだか、先輩がどこかに行っちゃいそうだから」
なぜだか知っているような気がする、先輩が自分の側から消えてしまう苦痛。
「あはは、真白ちゃん、なに心配してるの?“僕は”真白ちゃんから離れないよ」
「本当、ですね?約束ですよ!」
「ふふっ、うん。真白ちゃんも、僕から離れたらだめだからね」
私の手を握る手が少し力んだような先輩の手。
「……はい!」
やっぱり、先輩と一緒なら、なんでもかんでも大丈夫な気がする……!!