溺愛体質の先輩が甘くするのは私だけ。
「真白ちゃんは、幼なじみとかいるの?」
「?幼なじみですか?いますよ!」
「だぁれ?」
「えっとですね、莉奈ちゃんと蒼です」
それぐらいかなぁ。いま中学校にいるのは。
「……そっか」
「はい!」
あれ……?なんだ、先輩悲しそう?
悲しいというか、切ないというか……。
なんだか、先輩、様子がおかしい。
「先輩、なにかありましたか……?」
「?あ、ううん。なんでもないよ」
「……そう、ですか」
無理矢理作った笑みを見せられる。
……もしかして、私なにかしちゃったのかな……?
「…………」
しばらく続く無言。
気がついたら、自然と繋いでいた手が離れる。
けど、お互いにまた繋ごうとはならなかった。
*
時刻は午後9時半。
いまはベッドの上でゴロゴロしているところだった。
……にしても……モヤモヤする。
私、先輩にやっぱりなにかしちゃったのかな……?
「むー……」
どうしよう……なんだか、私たちの関係が危うくなって行ってる気がする……。
私、先輩とこれから一緒にいられないなんて、絶対にやだ……!!
どうにかして、先輩があんな切ない顔していたのか、突き止めないと……!!
「?幼なじみですか?いますよ!」
「だぁれ?」
「えっとですね、莉奈ちゃんと蒼です」
それぐらいかなぁ。いま中学校にいるのは。
「……そっか」
「はい!」
あれ……?なんだ、先輩悲しそう?
悲しいというか、切ないというか……。
なんだか、先輩、様子がおかしい。
「先輩、なにかありましたか……?」
「?あ、ううん。なんでもないよ」
「……そう、ですか」
無理矢理作った笑みを見せられる。
……もしかして、私なにかしちゃったのかな……?
「…………」
しばらく続く無言。
気がついたら、自然と繋いでいた手が離れる。
けど、お互いにまた繋ごうとはならなかった。
*
時刻は午後9時半。
いまはベッドの上でゴロゴロしているところだった。
……にしても……モヤモヤする。
私、先輩にやっぱりなにかしちゃったのかな……?
「むー……」
どうしよう……なんだか、私たちの関係が危うくなって行ってる気がする……。
私、先輩とこれから一緒にいられないなんて、絶対にやだ……!!
どうにかして、先輩があんな切ない顔していたのか、突き止めないと……!!