負けず嫌いな先輩とイケメン後輩くん。


〜黒崎side〜


朝、いつも通りに早く家を出た。


きっとまた居るはずだから



行ってみたら
やっぱりいつもの公園で朝練してる

早川先輩がいた



早川先輩のシュートの綺麗なフォーム




すると何かあったのか着地が出来なさそうで



咄嗟に走っていた


ギリギリで先輩をキャッチした。


危ねえ。


「何してんの。早川先輩?」




「く、黒崎?!」

めっちゃ驚いた顔の先輩

「何でここに?!」

先輩の事見てたなんて言えねぇ〜


「いや、早川先輩が落ちそうなの見えて
思わず走ってきた。」



「いや、足がつってね?あはは〜」


どうりで変な落ち方したと思った



「怪我したら、どーすんの。」


「不可抗力でしょーがよ!イキナリつったんだから!てか、もう降ろしてよ!
もう大丈夫だから!!」

慌てた様子で先輩は早口だ。


「本当に?先輩我慢するから心配なんだけど」

「本当に大丈夫だから!」

先輩がそっぽ向く
心なしか先輩の顔がほんのり赤い


ドキッとする

先輩可愛過ぎ離したくない



「俺はこのまま学校行っても良いんだけど?」

俺の言葉に反応し
ガバッと先輩は俺の方を向く


「な、冗談でしょ?!」


もはや顔が真っ赤だ(笑)


「先輩顔真っ赤だよ?フッ」

耐えきれず笑ってしまった


「なっ!違っ!」

先輩があたふたしてる


「はいはい」


離したくないけど
先輩をそっと降ろす



「、、、っ。黒崎」

イキナリ呼ばれて先輩を見る俺

「何?」


「助けてくれて、ありがと」

っと顔を赤らめながらボソッと俺にしか聞こえないだろう声の大きさで言ってきた

可愛過ぎかよ。


やべー。にやけそう。


「今度から気をつけてね。
先輩が部活出来ないとか、あり得ないから。」



「う、うん」


そして並んで学校に行った



ーーー、、、




「なぁなぁ隼人!!
今朝、女バスの早川先輩と一緒に来たってマジ?!」


と、言ってきたのは同じバスケ部の新(あらた)


「あ〜。うん。先輩とたまたま会って?」


朝練の事は言いたくない。


「女嫌いで有名なクール王子が?!」


「うるさいなぁ。別にたまたま何だから良いだろ?」

やれ、お前目立つんだよ!
とか、
早川先輩も目立つんだよとか
色々言われてたけど
無視してた




あぁ早く部活の時間なんないかな。








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