負けず嫌いな先輩とイケメン後輩くん。
「早川さん」
と、呼んだのは隣のクラスの誰だっけ?
「うん?何?」
「ちょっと話あるんだけど良いかな?」
「良いけど、部活だから手短にお願い!」
そして裏庭で
「俺、早川さんが好きなんだ!
付き合って欲しい」
は?
告られた?!
「あ〜。気持ちはありがたいんだけど、今は部活に集中したいし、誰とも付き合う気もないんだよね。ごめんなさい。」
「そっか。答えてくれてありがとう。」
ーーー、、、
部活の時間。
近々、高総体だから
皆んな練習に力が入る
そんな中、休憩。
「顔洗ってくるね!」
「はーい」
そして顔を洗っていた
もっともっと練習しなきゃ
顔を洗い
タオルで顔を拭いていると
「早川先輩?」
振り返ればそこには
「黒崎?」
黒崎が立っていた
「黒崎も休憩?」
「はい。先輩がこっち行くの見えたから」
「ん?何かよう?」
「先輩、さっきのやつと付き合うの?」
さっきのやつ?
あぁ、見られてたのか。
「ううん、断っ、、、」
ギュッと抱きしめられる
「ちょ、黒崎?!」
「先輩、好き。付き合って俺と。」
は?!黒崎が私を好き?!
「ちょ、黒崎冗談でしょ?」
「冗談でこんな事言わない。
他の誰かに取られるのは嫌だ」
「く、黒崎!離して!」
「付き合ってくれる?」
「それはっ、今は部活に集中したいから!高総体も近いし」
「俺の事嫌い?」
「嫌い、、じゃないけど、ちょっと考えさせて?」
「ん、わかった。」
そうして黒崎は去って行った
好きって何?!
イキナリ?!
私と黒崎が付き合う?!
ちょ、ちょっと落ち着こう。