負けず嫌いな先輩とイケメン後輩くん。
〜黒崎side〜
部活に行こうとして
裏庭に
早川先輩を見つけた
でもその側には
同級生っぽい男がいる。
告白されてる?!
ズキッと胸が痛んだ
「く、黒崎くんっ!」
「?」
「私、黒崎君が好き!付き合って下さい!」
「ごめん、無理。」
スタスタと立ち去る俺。
今はそれどころじゃねぇ
早川先輩、、、
付き合うのかな?
そして部活休憩、ちょうど女バスも休憩入って
早川先輩は体育館を出て行った
俺は慌てて
後を追う
先輩は顔を洗っていた
「早川先輩?」
と、声を掛けた
タオルで顔を拭きながら振り返る先輩
「黒崎?」
俺が居る事にキョトンとしながら
「黒崎も休憩?」
「はい。先輩がこっち行くの見えたから」
「ん?何かよう?」
「先輩、さっきのやつと付き合うの?」
「ううん、断っ、、、」
とっさに先輩を抱き締めていた
「ちょ、黒崎?!」
俺は我慢出来なくなって言ってしまう
「先輩、好き。付き合って俺と。」
先輩が明らかに動揺する
「ちょ、黒崎冗談でしょ?」
「冗談でこんな事言わない。
他の誰かに取られるのは嫌だ」
「く、黒崎!離して!」
先輩が俺から離れようと押してくるけど
離さない俺
「付き合ってくれる?」
「それはっ、今は部活に集中したいから!高総体も近いし」
「俺の事嫌い?」
「嫌い、、じゃないけど、ちょっと考えさせて?」
考えてくれるんだ。
なら少しは期待しても良いかな?
「ん、わかった」
抱き締めていた腕を緩めて
先輩を離した
そして練習に戻った俺
ドキドキしてる
やべぇ。
真面目な先輩だから
大会前の今は待とうって思ってたのに
さっき
告られてる先輩見たら
居ても立っても居られなかった
つか、抱きしめた時思ったけど
先輩細かったな
慌ててんのも
可愛かったんだけど
あのままキスしたかったな。
いやいや、先輩考えてくれるって言ってたし
今は待とう。
待てるかな俺。