負けず嫌いな先輩とイケメン後輩くん。
相変わらず黒崎はモテる。
今日もほら、告られてる。
けど塩対応だから
女の子泣いてんじゃん。
そんな黒崎に
告られただなんて
誰にも言えないっの!
女子に睨まれるやん!
てか、そもそも何で私?!
何かした?!
今まで先輩と後輩としてしか
相手してなかったはずだけど
悶々と考えながら、
廊下を歩いていたら
グイッと引っ張られた?!
「なっ、誰っ?!」
「先輩、俺。」
空き教室に連れ込まれて
見上げると
黒崎だった
「く、黒崎!」
「ねぇ、考えてくれた?」
「待ってって言ったじゃん!てか
だいたいなんで私?!」
「俺の一目惚れ。」
「なっ、、、」
「先輩のシュートフォーム見た瞬間に惚れた
負けず嫌いな先輩も
毎朝朝練して誰よりも努力してる先輩も好き。」
「なんっ、、、」
「ね、先輩、俺のになってよ?」
「だから今は高総体に集中したい、、、っ?!」
キスされた!?
「先輩を早く俺のにしたい。
先輩モテるの自覚してないでしょ?」
「私がモテる訳ないじゃない!」
「こないだ告られてたのに?」
「あんなのめったにない、、、から。」
「でも、みんな先輩狙ってるよ?」
ちゅっと
ほっぺにキスされる
「ちょ、ちょっと黒崎!」
「先輩可愛い」
「なっ、、、可愛くないしっ」
「そーゆーとこ、男からしたら、堪らないの知らないの?」
ギュッと抱きしめられる
あぁもう
ドキドキするから辞めてー!!
てか、いつものクールな黒崎どこ行った?!
「わかった!わかったから!」
「何がわかったの?」
「高総体が終わったら、答えるから
それまで待って!!」
「答えは待つけど
先輩に手出すのは辞めないからね?」
「えっ、、」
あ、上見上げちゃった
すかさずキスされる
「ん、、、黒崎っ、、やめ、、」
「好きって言ってくれるまで辞めない」
可愛過ぎか!!
いやいや流されるな里帆!!
「もっ、、黒崎っ!!」
ドンっと黒崎を押した
やっと離れた
その瞬間を狙って逃げ出す