雨降る日のキセキ
その時だった。
突然目の前の赤坂くんが吹っ飛んで、ボールを収納しているダンボールに突っ込んでいったんだ。
野球ボールがボトボトと転がり出てくる。
「てめぇ俺らの大事なマネに何してんだ!!」
赤坂くんを投げ飛ばし、その胸ぐらを掴んでいるのは翔吾だった。
「翔吾……?」
「お前、どこまで腐ってんだよ!?あぁ!?」
ゴッという鈍い音と同時にその場に倒れ込む赤坂くん。
「最低だなお前。許せねぇわ」
翔吾はそう吐き捨ててから、私のそばにしゃがみこむ。
「大丈夫か?とりあえずここから出んぞ」
翔吾に手を引かれ、倉庫を出る。
赤坂くんは急所をやられたのか、追いかけてくることはなかった。
その瞬間、どっと安堵に包まれ身体中の力が抜けてしまった。
突然目の前の赤坂くんが吹っ飛んで、ボールを収納しているダンボールに突っ込んでいったんだ。
野球ボールがボトボトと転がり出てくる。
「てめぇ俺らの大事なマネに何してんだ!!」
赤坂くんを投げ飛ばし、その胸ぐらを掴んでいるのは翔吾だった。
「翔吾……?」
「お前、どこまで腐ってんだよ!?あぁ!?」
ゴッという鈍い音と同時にその場に倒れ込む赤坂くん。
「最低だなお前。許せねぇわ」
翔吾はそう吐き捨ててから、私のそばにしゃがみこむ。
「大丈夫か?とりあえずここから出んぞ」
翔吾に手を引かれ、倉庫を出る。
赤坂くんは急所をやられたのか、追いかけてくることはなかった。
その瞬間、どっと安堵に包まれ身体中の力が抜けてしまった。