友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~
「そうかっ…。もしかしたら俺たち、その失くした記憶の中で、すでに出会ってたかもしれねぇな」
「もしそうなら、びっくりだよね。…でも、そうだったらいいのにな」
一之瀬くんとは、偶然にも失くした記憶の期間も一致する。
そう考えると、なんだか一之瀬くんの言うことが、本当にそうなんじゃないかと思えてしまう。
そんなことあるわけないけど――。
その失くした過去の記憶の中でも、一之瀬くんといっしょだったらいいな。
だけど、わたしたちが過去も現在も結ばれることは許されない。
なぜなら、わたしには万里くんがいるから。
だから、ちゃんと伝えなくてはならない。
これまでずっと抱えていた…わたしの思いを。
その日、わたしは久々に万里くんに電話をかけた。
結局、キスを拒んでしまってから、まともに連絡を取っていなかった。
「もしそうなら、びっくりだよね。…でも、そうだったらいいのにな」
一之瀬くんとは、偶然にも失くした記憶の期間も一致する。
そう考えると、なんだか一之瀬くんの言うことが、本当にそうなんじゃないかと思えてしまう。
そんなことあるわけないけど――。
その失くした過去の記憶の中でも、一之瀬くんといっしょだったらいいな。
だけど、わたしたちが過去も現在も結ばれることは許されない。
なぜなら、わたしには万里くんがいるから。
だから、ちゃんと伝えなくてはならない。
これまでずっと抱えていた…わたしの思いを。
その日、わたしは久々に万里くんに電話をかけた。
結局、キスを拒んでしまってから、まともに連絡を取っていなかった。