友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~
「い…いや〜。だってこれ、慈美が事故したときのスマホだろ?」
「…そうだけど。万里くんとの写真も保存してあるかもしれないし。それを見たら、なにか思い出すかもって思って」
「でも…、嫌なことも思い出すかもしれないだろ?オレとの思い出は、これからまた新しく作っていけばいいじゃんっ」
そう言って、万里くんはわたしの頭をぽんぽんっと優しく撫でた。
…それはそうかもしれないけど。
記憶を取り戻すきっかけにもなるかもしれないと思ったんだけどな。
「こんな壊れたスマホ、もう使わないだろ?だから、こっちに入れておくな」
万里くんが『こっち』と言ったのは、【いらないもの】と書かれたダンボールのことだ。
いるものといらないものに分けて、【いらないもの】の箱に入っているものは、あとで処分する予定だ。
「…そうだけど。万里くんとの写真も保存してあるかもしれないし。それを見たら、なにか思い出すかもって思って」
「でも…、嫌なことも思い出すかもしれないだろ?オレとの思い出は、これからまた新しく作っていけばいいじゃんっ」
そう言って、万里くんはわたしの頭をぽんぽんっと優しく撫でた。
…それはそうかもしれないけど。
記憶を取り戻すきっかけにもなるかもしれないと思ったんだけどな。
「こんな壊れたスマホ、もう使わないだろ?だから、こっちに入れておくな」
万里くんが『こっち』と言ったのは、【いらないもの】と書かれたダンボールのことだ。
いるものといらないものに分けて、【いらないもの】の箱に入っているものは、あとで処分する予定だ。