友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~
万里くんの言うとおり、確かにこれからまた新しい思い出を作っていけばいいのかもしれない。
だけど、忘れてしまった2人の思い出だって、きっと大切なものに違いない。
わたしは、それを知りたい。
残念ながら、事故の衝撃のせいか、充電してもスマホの電源が入ることはなかった。
でも、もしかしたらいつかは復活するかもしれない。
そんな淡い希望を抱き、わたしはボロボロのスマホを棚の中の引き出しにしまっておくのだった。
それから、数日後。
白いシャツに、赤色のチェック柄のスカート。
大きな深紅色のリボンを胸元につけ、紺色のブレザーに袖を通した。
見慣れない制服姿のわたしが、姿見の中に映っている。
これが、今日から通う新しい学校…『真神高校』の制服だ。
真神高校までは、歩いて15分ほど。
だけど、忘れてしまった2人の思い出だって、きっと大切なものに違いない。
わたしは、それを知りたい。
残念ながら、事故の衝撃のせいか、充電してもスマホの電源が入ることはなかった。
でも、もしかしたらいつかは復活するかもしれない。
そんな淡い希望を抱き、わたしはボロボロのスマホを棚の中の引き出しにしまっておくのだった。
それから、数日後。
白いシャツに、赤色のチェック柄のスカート。
大きな深紅色のリボンを胸元につけ、紺色のブレザーに袖を通した。
見慣れない制服姿のわたしが、姿見の中に映っている。
これが、今日から通う新しい学校…『真神高校』の制服だ。
真神高校までは、歩いて15分ほど。