友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~
真新しいローファーを履くと、わたしは家を出た。



学校が近くなるにつれて、同じ制服姿の生徒をたくさん見かけるようになった。

もう5月の下旬だから、すでに特定の仲のいい友達ができているようで、みんな楽しそうに会話しながら学校へと向かっている。


そんな中、わたしは1人で登校。


学校に着くと、まず初めに職員室へ行き、担任の先生を紹介してもらった。

若い男の先生だった。


わたしのクラスは、2年3組。

他のクラスよりも1人少なかったとかで、わたしがそこへ入るかたちとなったのだ。



「今日はみなさんに、このクラスに加わることとなった転校生を紹介したいと思います!」


朝のホームルームの時間に、わたしはクラスメイトに紹介された。

みんな興味津々で、わたしに視線を移す。


「え…、やば!めちゃくちゃカワイイじゃん!」
< 25 / 368 >

この作品をシェア

pagetop