友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~
「…1人で大丈夫か?本当なら、俺も付き添ってやりたいけど…」

「心配しないでっ。久しぶりに会ったから、少し話をするだけだから」


一之瀬くんに心配かけまいと、わたしはあえて笑ってみせた。

それを見て、一之瀬くんは安心したように表情を緩ませた。


「向坂がそう言うなら…。でももしなにかあったら、すぐに俺に連絡しろよ」

「うん、わかったよ」


わたしは一之瀬くんを見送ると、由奈のもとへと急いだ。
< 282 / 368 >

この作品をシェア

pagetop