友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~
問4が解かれたようで、先生が問5の解答を黒板に書くようにと、一之瀬くんに促している。
解くって言ったって、今の今まで寝ていた一之瀬くん。
ただでさえ、問5は応用も入っていて難しいのに、寝起きの一之瀬くんがすぐに解けるわけがない。
――そう思っていたんだけど。
「…これ、ちょっと借りるから」
すると、わたしの返事も聞かずに、一之瀬くんはわたしから数学の教科書を取り上げた。
そして、黒板に向かうまでの間でそのページの内容にざっと目を通す。
たったそれだけだったのに――。
一之瀬くんはチョークを握ると、黒板にスラスラと解答を書き始めた。
…しかも、合っている。
すごいっ…。
軽く教科書を読んだだけで、簡単に解いてしまうなんて。
「ありがとう、助かった」
解くって言ったって、今の今まで寝ていた一之瀬くん。
ただでさえ、問5は応用も入っていて難しいのに、寝起きの一之瀬くんがすぐに解けるわけがない。
――そう思っていたんだけど。
「…これ、ちょっと借りるから」
すると、わたしの返事も聞かずに、一之瀬くんはわたしから数学の教科書を取り上げた。
そして、黒板に向かうまでの間でそのページの内容にざっと目を通す。
たったそれだけだったのに――。
一之瀬くんはチョークを握ると、黒板にスラスラと解答を書き始めた。
…しかも、合っている。
すごいっ…。
軽く教科書を読んだだけで、簡単に解いてしまうなんて。
「ありがとう、助かった」