友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~
似た者同士
1限が終わり、休み時間。


わたしは、1人で窓の外の風景を眺めながら過ごしていた。

周りが、わたしのことを見ながら口々になにか話しているのはなんとなくわかっていた。



そして、その次の休み時間。

何人かの女の子が話しかけにきてくれた。


しかしわたしは、前の学校でもそうだったけど、友達付き合いが…どうも苦手。

質問されたことに対して、簡単な返答しかすることができない。


そのため、会話が続かない。


すると、周りの女の子たちは『なんだつまんない』といったような顔を見せて、席に戻っていくのだった。


わたしからもなにか話したらいいのだろうけど、引き取られた家でもあまり会話はなかったから、なにを話していいのかわからない。


女の子たちが去ったあと、次はクラスの男の子たちがわたしの席に集まってきた。
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