友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~
由奈がそこまで言うのならと思い、わたしも2人でランチをするのを楽しみにしていたから、夏休みの予定は変更しないでおいた。



そして、待ちに待った夏休みに突入し――。

今日は、由奈と遊ぶ約束をしている日だ。


気温は、36度超えの猛暑日。


わたしは、爽やかなレモンイエローのマキシ丈ワンピースを着て、姿見の前に立った。


このワンピースは、この前万里くんと出かけたときに、わたしに似合うと言ってくれて、万里くんが買ってくれたものだ。


万里くんとは、月に何度か2人で出かけている。


映画を見たり、水族館に行ったり、ときにはカフェでまったりしたり――。

いわゆる、デートというものだ。


『オレとの思い出は、これからまた新しく作っていけばいいじゃんっ』


前にそう言ってくれた、万里くん。
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