この世界の向こうには
・*:..。o○☆*゚・*:..。o○

黎淶の仲間に事情を話して、これまで以上に柚利を気にかけるようにした。

柚利の負担にならないように、あいつらは頑張って料理を覚えようとした。

柚利は、前よりもちゃんと笑うようになって平和だった。

けど…

あの日から一週間くらい経ったある日、柚利が倒れた…。

いつもなら早く起きて俺と話にくるはずなのに、その日は起きて来なかった。

部屋に様子を見に行くと、そこには口の空いたペットボトルが転がっていて、ばら撒かれた薬とそのすぐ側に柚利が倒れてた。
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