学級洗脳崩壊アプリ
私の声が頭の中で何回もリピートされ、離れない。


なんだ………これはあらかじめ作られたような物だったんだ。


だから中島が洗脳されてる限りたかが事故で死ぬ訳ない……………



真実を知ったせいか心は大分落ち着いている。



『き、君、名前は……?』



照れ臭そうに下に俯いて顔を赤らめるイケメン。



『えっ、えっと………な、中島……絢、ですっ…………』




イケメンを前にしてか、日本語がカタコトになる中島。



ジャージ姿に汚れた黒のサンダルを履いているズボラ陰キャ女に一目惚れなんてやり過ぎたかな。



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