学級洗脳崩壊アプリ
目の奥から涙が出そうで手で拭う。



だんだんと走るスピードを緩めると思わずその場に座り込んでしまった。



「おかしい…………おかしいよ………」



手で拭っても溢れ出す涙にもういいやと自暴自棄になってしまう。



「…………痛っ」


いきなり起こった右足の激痛に思わずそう声を上げた。



ズキンズキンと痛みは増してるよう。




「それでね~!私がその子を咄嗟に受け止めたおかげで何とか階段から落ちずにすんでぇ~!」


聞き覚えのある声に何とか立つ。


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