学級洗脳崩壊アプリ
ツンとなる高い声は見た目だけなら誠にぴったりだ。


だけど。



性格には正反対。


誠はなんでこんなにひねくれたんだろう。


小さい頃の誠を知ってる訳じゃないけど何か起きた?


まぁ、誠についてるあたしが言えることじゃないけど。


小さくため息をついて先生に視線を向けた。


さっきの秋村を睨んでいたときとは違って緩やかになっている。


まだ不安定な色合いが見えるけど少し落ち着いたよう。



「そうねぇ、自習になるわ。


ちゃんとしてるのよ?先生、中島さんたちのことで忙しいから。」


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