学級洗脳崩壊アプリ
優しく背中をさすってくれている日々谷の手は少し冷たかった。



けど、何故かぬくもりが感じられる。



「…………うぅっ……っ……」


そんな対応に大粒の滴がまた頬を蔦る。



「とにかく、この時間は自習とします。


荻山さん達は放課後残るように。

また、他のクラスメイトにも事情聴取として残って下さい。」



睨むように言って冷たい視線を向ける日々谷。


他のクラスメイトは目を床に、ただただ俯いて頷くだけ。



「ちょ、せ、先生っ!


本当にやってな……「言い訳は聞きません。」」


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