学級洗脳崩壊アプリ
「これからは……私が味方だからね……


もしかしたら、篠塚さんは人を信じられなくなっているのかも、しれないけど………



いつでも、私を信じて、頼っていいんだからね。



あなたは必要不可欠な大切な人間なんだから。」



────必要不可欠。


私とは正反対だと思っていた言葉が今、私に、私のために使われている。



ポロッとまた何かが流れた。


「………うぅ…………っ


つ、……辛かった………怖かった…………ぁ………っ」



流れ出した滴は止められなく、いつまでも流れ続ける。


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