学級洗脳崩壊アプリ
長い長い沈黙の後、顔を真っ赤にさせた誠が怒鳴った。



「はぁぁぁ??

あ、あんた今あたしを……た、叩いた!?


よくもやってくれたわねっ!

あんたなんか一発で退学……いや自殺まで追い込んでやる……っ!」



大きすぎてもはや聞き取れない声。


なんとか言い終わった様子の誠はそのまま私の首に手を当てた。



「…………っ゛」


ギュッと掴まれる首。


すぐさま息が苦しくなった。


ギリリリと誠の長い爪が私の首に食い込む。



「せ、誠………っ!」


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