学級洗脳崩壊アプリ
何だか暗い表情をしていたから。



俯いた日々谷としばらく沈黙が起こった。



「なんか……ね。

似てるの。」


呟くように振りだされた声。

それは消え入りそうな程に小さかった。



似てる……………?


「誰に………ですか?」


思い付いたことをそのまま言葉に出す。


すると日々谷は「うーん」と表情を曇らせた。



「すみません……何でもない………「長くなるけど……いい?」」


重ねて声を出した日々谷に喉まで差し掛かった言葉を飲み込んだ。


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