学級洗脳崩壊アプリ
「あははっ。ちなみにこの計画はあたしが立てたんじゃないからね~?」



意味の分からない言葉に一瞬考えた。


まさか日々谷が……っ?自ら?


顔色で悟った誠はすぐさま笑い返した。


「まさか(笑)一宮なわけないじゃん。


あんたの後ろ見てみなよ。」


誠に指差され、ゆっくりと振り返った。



──────さ、崎……っ。


そこにいたのは紛れもなく私が一番初めに復讐した………崎……弥生だった。


「な、なんであんたがここに……っ?」


涙が滲む目を崎に向け、低い声色で言った。


ボサボサな髪、汚い部屋着、目は虚ろになり、くまが出来ている。



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