学級洗脳崩壊アプリ
私の時とは違う────っ。


やっぱり敵になっちゃったんだ…………


うるっとした目を冷まそうと顔をぱちんと自分で叩く。



「よしっ!完了~!

多分、もうちょっとで一宮は落ちちゃうよ~?」


愛くるしい笑顔でそんな物騒なことを言う友里。


誠の次に整っていて可愛らしいその笑顔は悪魔の笑みに見えてしまう。


いや、きっと誠よりも可愛い。


新機能を使って顔を可愛らしくしたのだろうか。


あいつらの顔になんか興味のない私でも少し、変わったと思うのだから。


< 278 / 314 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop