学級洗脳崩壊アプリ
「あれれ~?おかしいなぁ~。


そこのドア開かなーい!」


わざとらしく屋上のドアを指差しそんなことを言い始める友里。


まだ開けようともしてないのにどうしてそう言えるんだか…………


だけどどうにも友里の言葉には信憑性があるらしく、誠はピタリと歩く足を止めた。


そしてくるっと180度回転。


「さっさと開けろよ。」


低い声でそう言う誠。


手はプルプルと震えていて拳を握っている。


「えぇー!誠ちゃん怖ぁ~い!!


恵ちゃ~ん、助けてぇ~!!」



< 285 / 314 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop