学級洗脳崩壊アプリ
「地獄に落ちろ。」


そう言うと共に急に顔色を変えた愛莉。


「う゛……ぅ゛………


く゛る゛じ……ぃ゛……っ゛」



なんとか深呼吸をしようとするも出来ない様子。


「はははっ(笑)。

どう?苦しい?悲しい?そうだよね?



私も同じ苦しみを味わったんだから…………とことん楽しみなよ……。」



愛莉に手をさしのべるわけでもなく、近くに駆け寄りもがき苦しむ愛莉に囁いた。


「ぐ……る゛み、ぃ……゛


だず………け゛………」


途中まで言ってパタリと動かなくなった愛莉。


なーんだ。心臓発作ってもっとあっという間に死んじゃうかと思ったら、結構苦しんでくれるじゃん。


ま、私にとったらそっちの方がいいもんね。


「…い…りっ………愛莉ぃっ゛……!」


動かなくなった愛莉のすぐ横で泣きわめく胡桃。


「篠塚………っ!

なんでこんなことすんのよっ!?




私達は……悪く……ないじゃん……っ!」


顔をぐちゃぐちゃにして訴えかけるように言い放つ胡桃に毒を吐いてやる。


「悪くない?じゃあなんで私はいじめられたの?

何かした?悪いことした?



私にした報いがきただけでしょ?

都合の悪い時だけ急にすがらないでっ!」


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