学級洗脳崩壊アプリ
そう言うとうつむく胡桃。


「あんたも………さっさと消えればいいのに………っ!」


胡桃を指差してそう言うと、ポタポタと胡桃の目から大粒の滴が流れ落ちてきた。


「嫌だ……っ

死に……ったく……ないぃ……っ゛」


すると「うぅっ……゛」とうめき声をあげて苦しみだした胡桃。


早く、早く………っ


胡桃のもがき苦しむ姿が何故か見たくなく、目を逸らした。


「………おがぁ゛………さ゛……」


最後に聞いた胡桃の言葉に耳を塞いだ。



私は悪くない、私は悪くない私は悪くない私は悪くない私は悪くない私は悪くない私は悪くない私は悪くない私は悪くない私は悪くない……………………


言い聞かせるように心の中で繰り返し唱える。


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