学級洗脳崩壊アプリ
『該当結果、なし。』


結果なんて知っていたようなのに心の八割がどんよりと暗くなる。



いくら探してもそれらしきアプリは一つもない。


“復讐出来る”



そんな言葉、私にとっては神の囁きのようなもの。


あるわけない、よね。


ストレスをどこかにぶつけようとスマホを適当に放り投げた。


私はベッドに顔を埋め、目から溢れそうになる涙を消し去る。



今日は金曜日。


休みというのは至福の一時だ。



それに長い長い今日も終わった。


残りの時間はアイツらに邪魔されない。



そう思うと自然と落ち着き、いつの間にか深い深い眠いにおちていた。



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