学級洗脳崩壊アプリ



「恵~?早く起きなさ~い?


休みだからって怠けちゃダメ何だから!


それとお母さん仕事行ってくるから~!

ご飯作れなかったからコンビニかどこかで買ってきてね~?


それじゃあ行ってきます。」


慌ただしく言い残し、家を出たお母さん。



私はわざと「はーい」と元気な声をあげ、お母さんを見送った。


「はぁ、」


いきなりそんなため息が漏れる。


元気の源のお母さんがいなくなったせいなのか、それとも殴られた傷が痛むのか、私には分からない。


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