学級洗脳崩壊アプリ
愛莉はテンポ良く机を回っていったせいか私の机を見るときもあっという間に終わった。


もちろん私の机の中からは何もでて来ない。



私は内心ちょっとだけホッしつつも早く崎の番になるのを待っていた


「何で何もでて来ないんだよ!」


愛莉は誰からもでて来ないのにかなり苛立っている。


残り数名程のとき、誰も座っていない崎の机を蹴った。


ドンッ…………バサバサッ


机が倒れる音と中から物が出てきた音が教室内に響く。


「…………は?」



クラスメイトの視線は床に散らかっている“物”に大注目。


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