学級洗脳崩壊アプリ
案の定アイツらはトイレの端に寄ってくれているおかげで走れる道は十分。




足には多少の自信がある。





いける…………




準備は整った。



最後にふぅ~と息を吐く。



意を決して走り出そうとした時、



「あ~誠じゃーん!」



「遅いよ~」



そんな陽気な声が聞こえた。



「別にいいでしょ?


あんた達とは違って暇じゃないんだから。」


大っ嫌いな声と一緒に。


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