ご主人様は、専属メイドとの甘い時間をご所望です。〜無気力な超モテ御曹司に、イジワルに溺愛されています〜
未紘くんがいるアルファクラスに着くと、もうすでに1時間目の授業が終わっていた。
未紘くんいるかなぁ。
控えめに教室の中をぐるっと見たけどいないなぁ。
まさかどこかでサボってるんじゃ。
「もしもーし、そこの可愛い女の子」
未紘くんならありえそう。
朝あれだけ行くの嫌がってたし。
「おーい。俺の声聞こえてますかー?」
どうしようかな。
どこにいるか連絡取ってみようかな。
「あれれ、俺無視されてるのかな?」
急に視界に男の子の顔が飛び込んできてびっくり。
明るめの髪に、少したれ目でふんわり優しそうな雰囲気の男の子。
耳元には未紘くんと同じように、紫色の宝石のピアスをしてる。