ご主人様は、専属メイドとの甘い時間をご所望です。〜無気力な超モテ御曹司に、イジワルに溺愛されています〜
ヒミツで甘い刺激的な時間。
無事に期末テストが終了して、学園はもうすぐ夏休みに入る頃。
明日は休みだから掃除洗濯がはかどりそうだなぁ。
あっ、天気がよかったらベッドのシーツも洗いたいなぁ。
いつもどおり未紘くんと寮に帰って、制服からメイド服に着替えて仕事をしようとしたら。
「……今から出かけるから着替えなくていーよ」
「どこに行くんですか?」
「俺の父さんの会社」
「えっ、今から行くんですか?」
「……そう。たまには顔見せろって」
そういえば、たしか未紘くんのお父さんって会社を経営してるって前にちらっと聞いたような。