ご主人様は、専属メイドとの甘い時間をご所望です。〜無気力な超モテ御曹司に、イジワルに溺愛されています〜
「そうなんですね。じゃあ、帰りは遅くなりますか? 晩ごはん作って待ってます!」
「……湖依も一緒に連れて行くけど」
「え……えぇ!? な、なんでわたしもなんですか!?」
「湖依が俺の運命の番だって話したら会いたいって」
「な、なるほど……」
そっか。いちおう雇ってもらってる身だし、ご両親に挨拶もしなきゃダメだよね。
こうして未紘くんのお父さんがいる会社へ向かうことになった。
学園の外に出るときは必ず迎えの車で移動をしてる。
「到着いたしました」
運転手さんが扉を開けてくれて、車を降りてびっくり。
ギョッと目が飛び出ちゃいそう。