ご主人様は、専属メイドとの甘い時間をご所望です。〜無気力な超モテ御曹司に、イジワルに溺愛されています〜
「……そろそろ欲しくなってきた?」
「っ……」
わざと焦らすように、もっと欲しくなるような触れ方。
身体の熱がブワッと一気にあがって、心臓がドクドク激しく動いてる。
「……発情した?」
「ぅ……っ」
身体が熱いまま。
熱が分散しなくて、もどかしさがつのっていくばかり。
「キスして欲しくてたまらないでしょ」
頭ではこれ以上はもうダメって思っても、本能がもっと欲しがれば止めることなんてできない。
でもこれって……ただ本能が求めてるだけ……?
その中に未紘くんに対する気持ちは何もないの……?
未紘くんも、ただ本能が求めるからわたしに触れるだけで……わたしへの気持ちは何もないのかな。