ご主人様は、専属メイドとの甘い時間をご所望です。〜無気力な超モテ御曹司に、イジワルに溺愛されています〜



「あら、硴水さん。今からお迎えに行くの?」

「えっ? 別に誰も迎えに行く予定はないですけど」


よくわからず首を傾げると、小森先生も同じように不思議そうな顔して首を傾げてる。



「だってほら、硴水さんにはご主人様がいるわけだから。迎えに行かないとずっと待ってるんじゃないかしら?」


「ちょ、ちょっと待ってください。ご主人様っていったいなんのことですか?」

先生まで謎のご主人様ってワードを使ってる。


「あらま。もしかして、硴水さんメイド制度を知らない?」

「メイド制度? な、なんですかそれ」


先生が手元にあるタブレットで何かを確認してる。


「たしか昨日、青凪くんが学園側に申請を出していたはずだけど……。あっ、ほらやっぱり。青凪くんは硴水さんをメイドに指名してるわよ?」


「え? えっ??」

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