ご主人様は、専属メイドとの甘い時間をご所望です。〜無気力な超モテ御曹司に、イジワルに溺愛されています〜
特にお屋敷の中の説明はしてもらえなくて。
たくさんある部屋の中で、奥のほうの部屋へ連れて行かれた。
「ここが俺の部屋。湖依もここで生活してもらうから。あとの部屋はメイドの仕事していくうちにテキトーに覚えてくれたらいいよ」
「ちょっと待ってください! さっきも言いましたけど、わたしメイドになるつもりないです!」
「んじゃ、俺のメイドさんにならない?」
「もう強制的になってるじゃないですか!」
「まあ、細かいことはいーじゃん」
「よくないです! いろいろ順序がおかしいです!」
「今までは使用人が俺の面倒見てくれてたけど。湖依がメイドになったから俺のお世話ぜんぶやって」
「だから、いろいろ説明が不足しすぎじゃ……」
「あー……ってか、疲れたし眠い」
えぇ、この人マイペースすぎないかな……!?