ご主人様は、専属メイドとの甘い時間をご所望です。〜無気力な超モテ御曹司に、イジワルに溺愛されています〜
「なんで、そんなのわかるんですか」
運命の番と出会う確率はものすごく低くて。
幻想的な世界の話だと思ってたのに。
「出会った瞬間に、本能的に身体がお互いを欲してたでしょ」
昨日のことを思い出すと……自分の意思に反して、身体が異常なくらい未紘くんを求めて、強く惹きつけられてた。
「あとさ……キスきもちよかったでしょ?」
「ぅ……」
「番同士のキスは、誰とするキスよりも極上にきもちいいんだって」
そ、そんなこと言われても。
キスしたの初めてだし。
そもそも、男の子とこんな近くで触れ合うことなかったから。