ご主人様は、専属メイドとの甘い時間をご所望です。〜無気力な超モテ御曹司に、イジワルに溺愛されています〜



「とくに湖依は発情しやすい体質みたいだし」

「そんな体質とかあるんですか」


「んー。まあ、発情の頻度は人それぞれらしいけど。湖依は俺が見つめたり、ちょっと触れたりするだけですぐ発情してたから」


それって、男の子に免疫がないことが関係してるのかな。


男の子と関わることがなさすぎて、ちょっとのことですぐドキドキしちゃうし。



「俺と湖依は離れられない運命なんだよ」


運命なんてそんなの信じてなかったのに。


自分の気持ちよりも、自分の中に眠る本能的な何かに惹きつけられることがほんとにあるなんて。



「湖依のことメイドに指名したのもそれが理由。俺は湖依のご主人様だから、俺の言うことはぜったい聞くことね」


さらに「俺がいないと湖依は普通の状態に戻れないんだってことも忘れずにね」って。

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