ご主人様は、専属メイドとの甘い時間をご所望です。〜無気力な超モテ御曹司に、イジワルに溺愛されています〜
「こんな調子でこれから大丈夫かな……」
両親が共働きなのもあって、3姉妹で家事を分担していたから、ひと通りのことはできそう。
キッチンも学園内の寮とは思えないくらい、ものすごく広くて綺麗。
食材も豊富にあって、キッチン用品も必要そうなものは揃えられてる。
作った晩ごはんが未紘くんの口に合うか心配したけど、美味しいって食べてもらえたからひと安心。
そのあとお風呂に入って、ようやく寝る時間。
今日1日いろんなことがありすぎて疲れたから、早く寝たいなぁ……。
あれ、そういえばわたし個人の部屋ってないのかな。
「……そろそろ寝る?」
「えっと、わたしはどこで寝たら……」
「決まってんじゃん。俺と一緒に寝るんでしょ」
「む、無理です……!」
「湖依に拒否権ないよ」
「きゃ……ぅ……」
未紘くんがひょいっとわたしを抱きあげて寝室へ。