ご主人様は、専属メイドとの甘い時間をご所望です。〜無気力な超モテ御曹司に、イジワルに溺愛されています〜
「俺さ、抱き枕ないと寝れないんだよね」
「今まではどうやって寝てたんですか」
「細かいことはいいから。湖依が抱き枕になって」
うっ……うまく丸め込まれちゃいそう。
というか、もう抱きしめて寝ようとしてるし。
まだまだこの距離感には慣れないよぉ……。
それにドキドキしたら……また未紘くんに発情しちゃうから。
なんとか平常心を保たないと。
「あー……なんかいいね。湖依から俺と同じ匂いすんの」
「ひゃっ……」
首元に顔を近づけられて未紘くんの髪があたるから、くすぐったい。
「そんな可愛い声出されたら……俺が発情しそうになるんだけど」
さっきまで眠そうにしてたのに、ちょっと危険な瞳をしてる。
こ、これはこのままだとまずいんじゃ……!