ご主人様は、専属メイドとの甘い時間をご所望です。〜無気力な超モテ御曹司に、イジワルに溺愛されています〜
「ま、待ってください……! まだ聞きたいことあって!」
「なーに、聞きたいことって」
「このチョーカーって、どうやったら外れるんですか」
昨日から何度か外そうとしてみたけど、全然外れそうになくて。
つけたのは未紘くんだから外し方を知ってるかなって。
「あー。それ俺じゃないと外せない特殊な作りになってるから。外し方は教えてあげないけど」
ニッとイジワルそうに笑って、わたしの耳元に手を伸ばして。
「……俺のピアス。これが関係してるってことだけ教えてあげる」
薄暗い中でも未紘くんの耳元にサファイアがキラッと光ってる。