ご主人様は、専属メイドとの甘い時間をご所望です。〜無気力な超モテ御曹司に、イジワルに溺愛されています〜



「あと、すごく今さらなんですけど、未紘くんは何年生なんですか?」

「……今年2年になった」


「あっ、じゃあわたしより年上……先輩なんですね」


「別にいーよ、気使わなくて。敬語じゃなくていいし、未紘って呼んでくれたらいーから」


「それはっ、難しい……です。わたし男の子と関わることが全然なくて。ちょっと苦手意識があって」


「じゃあ、男にこんなに触れられたの俺がはじめて?」

「うっ、そうなります」


「へー。なんかそれ興奮するね」

「な、なんでですか!?」


「だって湖依のはじめて――ぜんぶ俺がもらうってことでしょ?」


未紘くんの綺麗な指先が唇に触れてきて……ふにふにしたりグッと押しつけてきたり。


「あの……っ、そんなに触られると……」

「……発情しちゃう?」

「ぅ……」

わざと焦らすような触り方をしてる。

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