ご主人様は、専属メイドとの甘い時間をご所望です。〜無気力な超モテ御曹司に、イジワルに溺愛されています〜



「ここのビルなんだけどね。この駅から徒歩5分の位置にあるみたいなんだけれど」


スマホの画面を見せてもらって場所を確認すると、わたしの最寄り駅と同じところ。



「あっ、わたしもここの駅まで行くのでよかったら案内します!」


こうして一緒に駅のほうへ。

電車を乗り継いで最寄りの駅に到着。


歩いて目的のビルまで向かうことに。


「普段は運転手や秘書にすべて任せきりなものだから情けないね。いい年したおじさんが道に迷って若いお嬢さんに助けてもらうなんて」


「わ、わたしもよく道に迷うので!」


いまだに学園の中で迷子になることもあるし。

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