十年越しの溺愛は、指先に甘い星を降らす
そうしてさらに時がすぎ、あっという間に結婚式前日の夜になってしまった。
私は今大きな課題にぶち当たっている。
このタイミングになって、私はまだ理玖の指輪を完成させられていなかったのだ。
とは言っても、私が全部作るわけではなく、結局私にできることはデザイン画を作るだけだったので、後は理玖に形にしてもらってはいた。
デザインのテーマについては、理玖が私のために星空をテーマにしてくれていたので、私も同じテーマで彼の指に合いそうな太めでシンプル、だけどよく見ると細かな細工が施されている指輪にしたくて色々考えた。
理玖に形にしてもらった、ほぼほぼ完成した指輪を理玖の指に試しにはめさせてもらった時は、我ながら1番理玖に似合う形をちゃんとデザインできたな、と自画自賛したくなった。
ちなみに理玖に言わせれば
「お前のデザインは、俺なんかより遥かに人に寄り添った面白いものなんだよ」
と言うことらしいが、それについては私はまだよく分かっていない。
私は今大きな課題にぶち当たっている。
このタイミングになって、私はまだ理玖の指輪を完成させられていなかったのだ。
とは言っても、私が全部作るわけではなく、結局私にできることはデザイン画を作るだけだったので、後は理玖に形にしてもらってはいた。
デザインのテーマについては、理玖が私のために星空をテーマにしてくれていたので、私も同じテーマで彼の指に合いそうな太めでシンプル、だけどよく見ると細かな細工が施されている指輪にしたくて色々考えた。
理玖に形にしてもらった、ほぼほぼ完成した指輪を理玖の指に試しにはめさせてもらった時は、我ながら1番理玖に似合う形をちゃんとデザインできたな、と自画自賛したくなった。
ちなみに理玖に言わせれば
「お前のデザインは、俺なんかより遥かに人に寄り添った面白いものなんだよ」
と言うことらしいが、それについては私はまだよく分かっていない。