最後に恋した一か月
そんなふうにふざけあって。
「あー、もう、陽治がしっかりしないから、時間押してきてるよ。せっかくだから、あんたを学校まで送ってやろうと思ったのに~」
「いいですよ、オレ、走っていくんで」
「そお?」
「だって、最後の夏には一花咲かせたいじゃないですか」
「おー、そうだな、頑張れ!」
「はいっ。先輩みたいにいいプレーをできるようになります!!」
「ほら、また先輩って……」
「あっ!?」
「もー、いいから、いってらっしゃい」
すると、陽治は、あたしを引き寄せて。
「あー、もう、陽治がしっかりしないから、時間押してきてるよ。せっかくだから、あんたを学校まで送ってやろうと思ったのに~」
「いいですよ、オレ、走っていくんで」
「そお?」
「だって、最後の夏には一花咲かせたいじゃないですか」
「おー、そうだな、頑張れ!」
「はいっ。先輩みたいにいいプレーをできるようになります!!」
「ほら、また先輩って……」
「あっ!?」
「もー、いいから、いってらっしゃい」
すると、陽治は、あたしを引き寄せて。