あの夏にもし戻れるとしたら、なんて僕は思わない
今日もいつもと同じただの水曜日

僕はいつもと同じように家で静かに本を読む

小学6年生が読むには少し難しい小説

だけど、それが面白いんだ

そんなことを考えていたら窓の方から音がした…

そう「ヤツ」が来たのだ

「ヤツ」とは僕の幼なじみの花咲小夏

あいつは小さい頃から元気いっぱいで僕にべったりなそんなちょっとうざくて可愛いやつだ

小夏 「おっはよ~!今日も小難しい本を読んでるね!」

僕 「あぁ、そうだよ」

小夏 「うぅ、そして今日も相変わらずの塩対応」

僕 「そうか?」

そんないつもとなんら変わりのないたわいのない話を交わした

小夏 「今日は!お母さん達と一緒に海に行くんだ!」

君は髪をいじりながらそう言った

僕は何の気にもとめていなかった…


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